落語とセンター試験

大学入試の問題は幅広い知識を要します

我が家の浪人生ツゲ丸君が塾にお出かけ中、
洗濯物を片付けようとツゲ丸の部屋に入ったら
机の上に倫理の問題集が広げておいてありました。
倫理の問題ってどんな問題が出るんだろうと前々から興味がありましたので
チョット拝借・・・とパラパラと読んでみるとこれがなかなか面白い。
そのうち、人が他界するということの日本人の考え方みたいなことを狂言と落語を使って問題にしているものがあって「へぇ~」と少し感動してしまいました。

文章を読めば、落語を知っている人ならすぐにわかる「品川心中」の一場面。

私も決して落語に詳しいわけではありません。
寄席や高座だって見に行ったことさえありません。
それでもこの問題はすぐに解りました。

私が落語を聞くようになったのは数年前。
BSの番組で挂枝雀の特集をしていて彼のストイックな生き様に引き込まれ
同時に枝雀さんの落語が余りにも面白くて落語なんて全く興味のなかった私が落語もいいなと思うようになりました。
そのうち、江戸落語の噺家さんなども聞いてみたいなと動画などを探してみましたら
そこで、古今亭志ん朝にどハマリしてしまったのです。
志ん朝さんのことを語り始めると話が変わってしまうのでやめときますが
彼がもう亡くなってしまっているせいなのか
当時は、まるで恋をしてしまったかのような状態で
志ん朝さんのことが書いてある本やもちろん寄席の音源のCDなども集めては毎日のように聞いていました。

そんなわけで、私の場合はたまたま「品川心中」の噺の内容を知っていたからわかったものの、知らない人からすればなんのことやらサッパリわからないでしょう。
もちろん、落語なんて聞いたこともないツゲ丸がわかるはずもありません。
大学入試って奥がふかいなぁ。

落語には日本の伝統や文化が描かれているから入試問題になるの?


調べてみると、早稲田の入試にも落語の火焔太鼓から出題されています。
これまた志ん朝さんの十八番なのでよく知っています。
問題になってる初午だとか一両=四分だとか・・・普通は知らないかもしれません。

唐茄子(とうなす)がかぼちゃで、もやい結びの結び方だとか・・・まあ落語で知ったことは多々あります。
それでも落語って、吉原だとかそんな噺が多いんです。
品川心中だって廓噺ですからねぇ。
だからセンター試験にこの噺だすんだぁ~なんて思ったわけです。
火焔太鼓はいいお噺ですよ。

私の場合、落語を聴く上で文化に触れるだとか、教養を高めるなんてこと考えたことありません。
でも、志ん朝さんの落語は目の前にパーっと江戸の世界が広がるんです。
単純な私はそれだけで嬉しくなっちゃう。
ツゲ丸は全く興味を示しませんが、
息抜きのゲームや音楽や読書とあわせて気楽に落語をきいてみるのもいいのでは・・・?







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